ずっと気になりながら、なかなか訪れる機会がなかった佐賀・白山の「トネリコ・カフェ」へ行ってきました。
調べてみると、1970年創業。
私が子どもの頃、白山アーケードにはたくさんの人が行き交い、街には今とはまた違う活気がありました。
特に思い出に残っているのが、土曜日に開催されていた銀天夜市。
人が多く、歩くだけでも楽しくて、白山周辺は佐賀の中心街らしい賑わいがありました。
そんな時代から、街の変化を見つめながら今もこの場所にあるトネリコ・カフェ。
そう考えると、50年以上続いていることのすごさを改めて感じます。
今回いただいたのは、佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」。

注文を受けてから作り始められ、オープンキッチンからはお肉を焼くいい香りが漂ってきました。
お皿いっぱいのフレッシュな野菜とお肉。
昔ながらの喫茶店でいただくシシリアンライスは、とても美味しかったです。
そして、やはり私が気になったのは店内のインテリア。
木の家具や食器棚、アンティークの小物、レトロな照明、壁に飾られた絵画。

特に照明は、今ではなかなか見かけないデザインで、長く使われてきたからこその存在感があります。

新しく“レトロ風”につくられた空間ではなく、実際に何十年も使われながら育ってきた空間。
これは新しいインテリアではなかなか真似できない魅力です。
店内にはさまざまな作家の作品も展示されていて、私が伺った日には、障がいのある作家の方々による小さなアート作品も展示・販売されていました。
お店の方が作品について丁寧に紹介してくださったことも印象に残っています。
食事をする場所であり、人が集う場所であり、アートと人をつなぐ場所でもある。
街の景色や人の流れが変わっても、変わらず残り続けている場所には、その場所ならではの価値があります。
白山アーケードが賑わっていた時代も、その後の街の移り変わりも見つめながら、今も素敵な喫茶店として存在している。
こんなお店は、これからもずっと佐賀の街に残っていてほしいと思います。
