2026年10月28日、大分県立鶴崎工業高等学校で開催された「インテリアコーディネーター出前講座」に参加させていただきました。
こちらは一般社団法人インテリア産業協会様主催、大分県インテリアコーディネーター協会様運営による取り組みです。
約8年前から継続されているそうで、以前から興味があり、ぜひ一度参加してみたいと思っていた講座でした。
ケーキ箱の中に自分だけの理想のお部屋を
講座は全2回で構成されています。
第1回では、住まう人の人物像である「ペルソナ」を設定し、その人がどのような暮らしをするのかを想像しながらインテリアプランを考えます。
そしてパースを描き、制作に必要な壁紙や床材、家具、小物などを準備します。
第2回では、ケーキ箱を使い、考えたインテリアプランを立体的な空間に仕上げていきます。
完成した作品を拝見すると、どれも本当に個性豊か!
色の組み合わせや素材の使い方、家具のレイアウト、照明やカーテン、小物の演出まで細かく考えられていて、その完成度の高さには驚かされました。
同じケーキ箱を使っていても、一つとして同じ空間がありません。
インテリアには正解が一つではなく、住む人の好みや暮らし方によってさまざまな表現ができるという面白さが、作品から伝わってきました。
「好きな事を仕事にするまで」をテーマに講演
今回、私も約30分間お話をさせていただきました。
テーマは、
「好きな事を仕事にするまで」
~住まいとインテリアに関わって来た私の仕事人生~
実は、私は最初からインテリアコーディネーターになりたかったわけではありません。
商業高校で簿記やそろばんを学び、当時はコンピューターのプログラマーになることを夢見ていました。
その後、住宅設備に関わる会社に就職し、キッチンや浴室の発注業務からショールーム勤務、現場での経験を経て、二級建築士を取得。リフォームの仕事にも携わるようになりました。
そして長年の会社勤務を経て独立し、現在はインテリアコーディネーターとして住まいづくりに関わっています。
仕事を続ける中で好きなことや得意なことを見つけ、それが今の自分につながっているというお話をしました。
生徒さんの作品を講評
完成作品の中から、皆さんで協議を重ねて上位3作品を選出しました。
私もインテリアコーディネーターの視点から、それぞれの作品の魅力や工夫されている点について講評をさせていただきました。
どの作品にも生徒さんの発想や思いが込められており、選ぶことの難しさも感じました。

一番心に残った生徒さんの言葉
今回、特に心に残ったことがあります。
上位3作品に選ばれた生徒さんのお一人から、
「ケーキ箱のお家を作りたくて、この高校に進学しました」
というお話を伺いました。
その言葉を聞いて、本当に胸が熱くなりました。
これまで大分県インテリアコーディネーター協会の皆様が、長年にわたり熱心に取り組んでこられた活動。
その積み重ねが、生徒さんの興味を育み、高校への進学を決めるきっかけにもなっていることを知り、改めて素晴らしい取り組みだと感じました。
インテリアの楽しさを伝えることが、若い世代の将来の選択肢を広げることにつながっているのですね。
いつか佐賀県でも
今回の講座への参加は、私自身にとっても本当に貴重な経験になりました。
日々、住宅のインテリア提案やリノベーションの仕事に携わっていますが、こうして次世代にインテリアの楽しさを伝える活動も大切にしていきたいと改めて思いました。
いつか佐賀県の高校でも、このような取り組みができたら嬉しく思います。
今回、貴重な機会をいただきました一般社団法人インテリア産業協会様、大分県インテリアコーディネーター協会様、鶴崎工業高等学校の先生方、そして生徒の皆さんに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
インテリアコンシェルジュMEGU
インテリアコーディネーター/二級建築士
